開発領域・主なテーマ

商品・サービスを通じて優れた研究成果を生活者に届ける

開発領域・主なテーマ図

医学研究者は日々、新旧の医学コンセプトの検討や改良、各種治療・検査手法の開発のみならず、民間療法の効果検証等、面白くて優れた研究発表を行っています。残念なことに、これらの大分部分は研究発表会のみで共有され、一般の生活者に日の目を浴びることはありません。これらの知見を活かす素材などを用いた製品開発を行うことは生活者と研究者双方にとって有意義です。
私たちは、医学研究の中で、特に一般的な医学・生理学の知見、臨床検査技術、民間療法に関する医学研究や諸論文に着目し、これらの知見を自社の研究のみならず、広く情報収集し、またそれぞれの専門家と協業することで、研究者、(材を提供する)商品サービス提供者、サービス受益者3者が、win-win-winになる商品開発を目指しています。

弊社開発中の事業事例

  • 機能性化粧品

    古くから知られているけれど、既存の製品では解決することが困難であった、「職業病」にリーチした製品をお届けします。

  • 次世代サニタリー品

    現代の情報と人やモノの輸送の発達によって、公衆衛生の一層の強化が重要です。私たちは、既存の製品とは異なるアプローチでこの問題を解決します。

  • デジタルセルフケアサービス

    医療や介護サービスの破たんが叫ばれる中、世界的にも「健康」は自己責任から社会的責任になりつつあります。そんな中で、自分の生活を何気なくサポートするサービスを展開します。

技術主任より

優れた技術、
研究成果を
いち早く生活者の元へ

加藤木 健 技術主任
京都大学医学研究科人間健康科学系専攻 修士
日本ウイルス学会、オペレーションリサーチ学会、人工知能学会、応用数理学会会員
加藤木 健技術主任

技術主任より

優れた技術、
研究成果を
いち早く生活者の元へ

大切な思いが込められた素材であるからこそ、「プロセス」ではなく、消費者の皆さまの課題を解決する「結果」の製品づくりに拘りたい。

私がこの業界に飛び込んで驚いたのは、化粧品の機能性表示に関する厳しい制約により、かえって当たり障りのない言葉や華美なイメージが氾濫し、安全性などの必要不可欠な情報に、消費者の皆さまがアクセスできないでいる様子でした。このような状況では、消費者が確かな効果を化粧品に求める反面、何となく安全そうな天然素材に拘るのは当然の成り行きであると言えます。

当社では口コミがネットで広く拡散する時代であるからこそ、使っていただいた皆様が実感できる「結果」は何よりもの広告だと考えています。

確かなエビデンスが必要な医療との境界が曖昧な領域であっても、課題解決にフォーカスし、使ってみればその「解決策の効果」がはっきりわかることを目標として、日々製品開発を実施しています。 また、情報開示や広告表示もこの製品作りの一環として考え、お客様が適切に使ってもらう為に、華美なイメージや文句を控え、使用環境を想定してもらいやすくする為のイメージや使用素材や組成に関しての各種情報の根拠をわかりやすく公開していく方針です。

現在進行中の研究領域・主なテーマ

1ナノ材料の安全性評価と
効果検証

ナノ材料の細胞障害性・安全性試験に関する研究

ナノ材料は、一般的に1000nm以下のサイズの物質を指しますが、200nm以下より小さいサイズの物質は、細胞膜を透過する可能性が高まる為、例え通常のサイズで安全な材料であっても、ナノ化した場合、予期せぬ危険性を伴うリスクがあることが各種研究フォーラムやFDAなどの公的機関で指摘され現在研究者間で議論されています。
特に近年化粧品に使用されるケースが増加しつつあるナノ材料の皮膚への浸透曝露は、皮膚のバリアをすり抜ける可能性が高いこともあり、従来の化粧品安全性試験の検査では、十分とは言えない可能性があるとの指摘もあります。

ナノ材料におけるウイルス相互作用に関する研究

ウイルスの大きさは、100nm~10nm単位の大きさであり、現在市販されているナノ材料はこの大きさと同等、あるいは既にこれらより小さくなっています。新たに作成されたナノ材料は、細胞やウイルス等の外来生物共存下における相互作用はまだよくわかっていません。
私たちは、有望なナノ材料に関して、特にウイルスへの相互作用を細胞学的・免疫学的手法によって明らかにすることを検討しています。

2抗ウイルス効果のある
素材研究及び開発

抗菌・抗ウイルス作用を有する天然素材の探索的研究

アフリカやアジア地域において、近年多くの新しい種類のウイルスが発見され、交通交流の発展により、往来は在り得なかった ウイルスが、あり得ないスピードで、世界中で伝搬することになりました。一方で、長い間ウイルスが蔓延する地域における現地民族は、それらのウイルスによる風土病とうまく共存しているケースが見られ、これらの共存を可能にする植生・食生活から帰納的にそのウイルスに効果や耐性のある物質、動植物を発見することを目的として、現在複数の拠点の天然素材の探索的調査を展開しています。

共同研究者からのメッセージ

優れた技術、
研究成果を
いち早く生活者の元へ

伊吹 謙太郎 准教授
京都大学医学研究科人間健康科学系専攻展開検査学コース微生物感染症学研究室
伊吹 謙太郎准教授

共同研究者からのメッセージ

優れた技術、
研究成果を
いち早く生活者の元へ

当研究室では、後天性免疫不全症候群(AIDS)を引き起こすHIV-1や熱帯・亜熱帯地域で流行しているデング熱等蚊媒介性ウイルス感染症の原因ウイルスであるアルボウイルスの簡便かつ迅速な検査方法に関する包括的な研究を行ってきました。
Caetus Technology株式会社との共同研究においては、ウイルスと同等あるいはそれ以下の非常に小さなサイズのナノ材料がウイルスあるいはウイルス感染細胞に対してどのような影響を与えるのかをウイルス学的、細胞生物学的、免疫学的に解析しています。
この研究により、発展目覚ましいナノ材料の医学分野への応用、特にウイルス感染症における精度・特異度の高い検査系の開発やナノ材料を用いた感染症治療など、さらなる展開ができることを期待しています。